理事長所信

率先垂範

~何をすべきか考え、前へ踏み出し行動を起こそう~

 

 

一般社団法人近江八幡青年会議所

第55代理事長予定者 中嶋 俊明

 

 

【はじめに】

1949年、明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志による東京青年商工会議所(商工会議所法制定にともない青年会議所と改名)設立から、日本の青年会議所運動は始まりました。「新しい日本の再建は我々青年の仕事である」という使命のもと、1951年に第1歩を踏み出した青年会議所運動は瞬く間に同じ志をもつ日本中の青年に広がり、「ひとづくり」「まちづくり」「教育」「国際社会」「環境」など様々な分野において、青年としての正義感、理想を追求する心、真摯な情熱という価値観のもと積極的に運動を展開してまいりました。時は移り1967年6月、近江八幡の未来を想う青年たちにより近江八幡青年会議所は創立されました。自ら地域の発展を心から願い、明るい豊かな社会の実現という高い志をもって始まった運動は、今も変わることなく連綿と受け継がれています。時代は変わり環境は違えど、同じ志をもち、集まる青年たちが地域の問題に対して真剣に議論し行動するからこそ世の中を変える大きな力となり、明るい豊かな社会が築けるのです。先輩諸兄から受け継がれてきた変わらぬ志と青年だからこそ持つ若い鋭敏な感性で、失敗を恐れず自ら進んでまちの未来を切り拓いてまいりましょう。また、2020年初めに発生した新型コロナウイルスの蔓延により、今までの生活や働き方など大きな転換期となりました。人びとの優先するライフスタイルや価値観もまた大きく変化し、コロナ共生時代における私たち近江八幡青年会議所の役割を見つめ直し、市民とともに創り上げてゆくためには、私たちのような若い力が必要とされているのです。決して暗い未来だけではなく視点を変えればそこに「明るい希望」が存在し、その希望をしっかりと見出し、このまちに住む人たちに明るい未来を広く伝播するのは私たちの責務であります。私たちがすべきことは観念や理想を提示するだけではなく、自ら考え動くこと、つまり様々な問題において、地域のリーダーとして「率先して行動」することであり、自ら進んでの行動こそが私たちの使命であり存在意義なのです。

 

 

【行動する総務委員会】

組織とは目的をもって集まった人びとの団体でありメンバーが何らかの役割を担い、組織の活動のために分業を行い、調整するメカニズムを持っていることを意味しています。私たち近江八幡青年会議所は社団法人格を取得しており、法人として組織していることを近江八幡青年会議所メンバーに理解していただき、今後も私たちの組織が継続的な組織として邁進してゆくためには運動や活動が円滑に行われるようにして、より効率的・効果的な組織運営を行い、今以上に組織力の強化を図り、熱意をもって運営を行っていかなければなりません。まずは、メンバーの意識向上のために、メンバー一人ひとりが近江八幡青年会議所という素晴らしい組織を運営していることを理解していただきます。そして、組織力を高めるために、近江八幡青年会議所の基盤となる総会を適正かつ円滑に行いメンバーの意識向上に努め組織力強化を追求します。さらに、青年会議所への理解力を高めるために、青年会議所運動から気づきや学びを得る機会を創出し、メンバー同士が心の通った交流のできる場を創造することで、切磋琢磨し支え合える仲間に感謝し、絆の大切さを体感します。また、メンバーの行動意識を高めるために、先輩諸兄と交流を深め近江八幡青年会議所の歴史を学び、その素晴らしさを知りメンバー全員の意識を変革します。私たちの近江八幡青年会議所は一枚岩でなければなりません。私たちにとって今何が重要か考えて学び、近江八幡青年会議所のメンバー全員の知識が見識となり、やがて胆識を持てるような組織運営に邁進して参ります。

 

 

【行動する広報委員会】

これまで多くの各種団体や一般市民から共感を得ながら私たちの運動を情報発信してまいりました。しかし、近年スマートフォンなどの普及によりインターネット利用者が増加し、中でもソーシャルメディアは情報を簡易的に受発信するための最適なツールとして幅広い世代で利用され、相互コミュニケーションが可能となり、一方向な情報発信だけでは閲覧してもらうことが困難な状況となっています。ですが私たちは今後も地域に対し、持続的かつ効果的に運動を展開するために情報の発信機軸を構築してさらに地域に伝播しなければなりません。『より良いまちの実現』に向け運動・活動を進めてゆくため、広く認知され、そして地域まちに住み暮らす人びとに選ばれように、団体の魅力を今まで以上に発信し「近江八幡JCブランド」を確立する必要があります。まずは、私たちの組織が発信する情報を広く周知するために、ホームページやSNSを運営管理し、活動エリアである近江八幡市・竜王町の様々な運動や活動を取材して地域の情報を集め情報量を多くしメンバー全員で発信する仕組みを作ります。そして、近江八幡JCをブランディングするために、私たち近江八幡青年会議所の基本理念や先輩諸兄が今までどのような運動を展開してきたか調査し、広く情報を発信することで地域での私たちの存在意義を高めます。さらに、私たち近江八幡青年会議所の運動を伝播してゆくために、既存の受発信方法だけではなく新しい広報ツールを使用し確立して参ります。また、効果的に情報を戦略的に発信してゆくために、近江八幡青年会議所の価値観を高め、数多くの見せ方やPRの手法がある中で私たちの活動をしっかりと魅せることが出来る手法を見つけ出し、知ってもらうことで近江八幡青年会議所と地域を繋ぐ広報を展開して「近江八幡JCブランド」を確立します。広報とは組織を確立させるために重要な役割を担っており、今まで以上に青年会議所に賛同していただける同士を求め最大限の情報発信に邁進して参ります。

 

 

【行動する人財育成委員会】

近年、社会環境は目まぐるしく変化しております。私たちが住む地域においても今後人口減少や超高齢社会の進行に伴う問題や、生産年齢人口の減少に伴う経済の縮小がもたらす問題が顕在化してゆくと考えられています。なかでも、家庭や地域などにおける人間関係の希薄化により、古来より日本に伝わる、他人を思いやる気持ちや郷土愛が薄れてきています。しかし、近江八幡市・竜王町は独自の歴史や豊かな自然や資源が多く存在していることから、活用の仕方によって大きな可能性を秘めていることも事実であります。今こそ、この先人たちが築き上げてきた歴史や、豊かな自然の恵みから創造的な発想と行動力をもった人財を育成し未来を切り拓く必要があり、支え合う社会づくりができる人財に育成することが私たちの使命です。まずは、様々な問題を自発的に解決するために、先人の精神や経験で溢れるまちづくりを学び、「地域のひと・もの・こと」の素晴らしさを知っていただきます。そして、郷土意識を熟成するために、近江八幡市・竜王町の文化や伝統を知り、支え合う社会をつくるためのコミュニケーション能力、利他の心が必要であることを学び、地域のために率先して行動できる人財づくりを行います。さらに、青年経済人として成長するために、地域に貢献する人財を生み出し運動の効果を最大化し、個々のメンバーが有する潜在力を十分に引き出すことを通じて組織の力を結集し、将来の可能性を拡げるべく、メンバーと組織の力の向上に努めます。また、未来の宝を育成するために、人と人が直接向き合い、触れ合う姿が減少しつつある中で、仲間と協力し目の前のことに向き合い日常では味わえない体験に果敢に挑戦します。お互いに尊重し文化や伝統を大切にできる人財となった子供たちは、未来を牽引してゆくリーダーへと成長することを確信し邁進して参ります。

 

 

【55周年実行委員会】

本年、近江八幡青年会議所は55周年を迎えます。私たち青年会議所は毎年新陳代謝を繰り返し、時代に即して変えるもの、変えないものを自ら考え行動し、一度きりのその年に熱い想いを燃やしてきました。その覚悟ある行動の積み重ねは、地域や行政、各種団体との信頼を生み出し、その繋がりの中で私たちは存在し活動しています。その感謝と先輩諸兄への敬意を表し、過去を検証することで、初めて次の未来を見据えることが出来るのです。過去から学び、未来を見据え行動する、その繰り返しは青年会議所だからこそ出来る素晴らしさであります。この55周年の節目に当たり、私たちの存在価値・存在意義を再度認識し、時代に即した新たなスタートを切る絶好の機会であります。まずは、創立55周年事業を推進するために、近江八幡青年会議所で周年に関する情報を共有します。そして、創立60周年に向け新たな決意を示すために、創立50周年からの過去を紐解き、近江八幡青年会議所の運動やこれからビジョンを再確認できる創立55周年記念式典を執り行います。さらに、すべての先輩諸兄や私たちの運動に賛同していただいた人へ感謝を伝えるために、メンバー全員がホスピタリティ精神をもって祝賀会を開催し、来ていただくすべての方に感動を分かち合います。また、私たちが目指すまちの未来の形を地域と共有するため、実現に向けベクトルを合わせて行動し、時代に即した新たな事業を展開し、未来永劫存続し続ける団体になるため邁進して参ります。

 

 

【全員で行動する拡大活動】

私たちの運動が明るい豊かな社会の創造であるならば会員数の拡大は盤石な組織基盤の構築、運動の発信といった組織全般において、非常に重要な要素です。メンバーが増えることで、対内的、対外的に安定した組織運営に繋がることから、一人でも多くの市民から賛同を得られるよう取り組んで行かなくてはなりません。そのためには、まずメンバー一人ひとりが青年会議所運動の意義や想いを自身の心奥に落とし込めてこそ、拡大運動は大きなうねりとなってゆくのです。会員の増加が青年会議所運動を発信する機会を増やし、市民の意識変革に繋がり、より安定した組織基盤を築き、未来への原動力とし、常に進化した仲間作りを続けるように全員で邁進して参ります。

 

 

【結びに】

 

青年会議所は自らの人生にとって学び舎であり、この学び舎で「あんな人になりたい。」という憧れを創りだすことが青年会議所の使命であります。私は先輩諸兄が凛としたオーラを発している姿にはいつも圧倒されてきました。まちのリーダーとして行動し市民を巻き込み運動をしっかりと展開する姿は今でも憧れの存在です。この54年間の運動をしっかり引継ぎ、私たちの運動が必ず未来を変えることができると強く信じて行動すれば、私たちの理想とする未来を切り拓いていけるはずです。この地にご縁をいただき、青年会議所という運命と出会い、己に与えられた人生の使命だと信じて、地域の模範となり率先して行動することに魂を燃やし、この地に明るい未来を切り拓きます。